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気管支喘息

どのような病気か

気管支喘息は、気道が炎症を起こして狭くなり、呼吸がしにくくなる病気です。
その最も特徴的な症状は、呼吸すると聞こえる「ぜーぜー」「ひゅーひゅー」という音:喘鳴(ぜんめい)です。
喘息は高血圧や糖尿病などと同様に慢性疾患ですので長期的な管理が重要です。

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どのように診断を行うか

症状として、喘鳴を伴う呼吸困難があり、聴診で特有の音を聴取する場合は、診断は比較的簡単です。ただし、典型的でない場合も多くあり、他の病気を鑑別しつつ、総合的な判断が求められます。

どのように治療を行うか

薬による治療と身の回りのアレルゲンや悪化要因を減らす環境整備などの自己管理を継続して行う必要があります。
喘息治療に使われる薬は大きく分けて「長期管理薬(コントローラー)」と「発作治療薬(リリーバー)」に分けられます。治療の基本は、気道の炎症を抑える「長期管理薬」となり、①吸入ステロイド薬による気道の炎症を抑える治療と、気管支拡張薬(②β2刺激薬、③抗コリン薬)による気道を広げる治療が行われます。

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吸入薬、特に吸入ステロイドが基本となりますが、現在、配合剤などを含めて多くの薬剤が使用可能となっています。それぞれ、使用法が異なります。吸入器とその吸入方法の動画・説明でお勧めのサイトが下記となります。

吸入器の特徴と注意点 吸入器の種類と吸入補助器具|正しい吸入方法を身につけよう|成人ぜん息(ぜんそく、喘息)|ぜん息基礎知識|ぜん息などの情報館|大気環境・ぜん息などの情報館|独立行政法人環境再生保全機構 (erca.go.jp)

吸入ステロイドの主な副作用は、咽頭刺激感、咳嗽、嗄声、口腔カンジダ症などの局所症状です。吸入した薬剤の大部分が口腔内に付着するので、吸入後は必ずうがい(あるいは飲水)をして洗い流すことが重要です。飲み込んでしまった吸入ステロイド薬は、肝臓で代謝を受けて不活性化され効果を失います。吸入ステロイド薬は、直接肺および気道に投与するので、口から摂取する経口ステロイド薬より少量で効率よく治療効果を示します。

当クリニックでどのように外来通院して頂くか

症状のないときでも喘息患者さんの気道では炎症が起こっているので、抗炎症薬(吸入ステロイド薬など)による治療の継続が必要となります。1~2か月ごとの通院をお願いしますが、その際に喘息症状の程度や頻度をお伝えください。

  • 日中や夜間に症状があるかどうか
  • 夜間や早朝に喘息の症状のために目が覚めてしまうことがあるかどうか
  • 体を動かしたときに症状が出るかどうか
  • 発作治療薬を使用したかどうか

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